秘境「秋山郷」は自転車乗りにとっても希有な場所

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秘境百選に数えられる秋山郷」を自転車で走ってきました。鮮烈な景色の連続で、とても楽しめました。

写真主体でさくっと紹介してみます。

目次

紅葉と美しい滝がまずお出迎え

今回は北陸新幹線 飯田駅から、カヤの平高原経由で秋山郷に向かいました。

この半分錆びたゲートが秋山郷へ向かう「林道秋山線(雑魚川林道とも)」の入口。

10月下旬に行ったので紅葉が前菜というレベルではなかったです。秋山郷は紅葉の名所として有名で、この日もクルマで訪れている人がそこそこいました。

少し進むと、「大滝(おおぜん)」という滝が見れます。山道を片道20分歩きますが、非常に美しい段爆です。見て損はありません。道中の景色も良いです。

自転車で名峰・苗場山に“寄れる”、希有な場所

秋山線は蛇のようにうねりながら、鳥甲山(とりかぶとやま)を巡るように通っています。急カーブ手前で荒々しい断崖がむき出しになっていたりも。

視界が開け、壮観な眺めが現れます。名前がわからなかったのですが、真ん中のボコっとした山が非常に印象的。左には苗場山、弓なりの稜線に積雪による白い縦筋が美しい。右には佐武流山が見えます。

秋山郷に近づくにつれ、苗場山も迫ってきます。自転車で行けて、ここまで寄りで百名山クラスの山頂付近を見られる場所ってなかなかないのでは(大体は木で見えない)。

大地のダイナミズムが生み出す景色が最後まで

今回は温泉や古民家などがある秋山郷の中心部には下りず、秋山線を突き進みます。

反物を幾重に垂らしたように見えることからその名がついた、布岩山(ぬのいわやま)。溶岩が冷え、縮んでできた規則的な割れ目「柱状節理」が美しく露出しています。このときは今ひとつでしたが、時期によっては一面が紅葉に染まってさらに美しいようです。

秋山郷の町並みと苗場山を同時に眺められる場所も。中津川沿いの渓谷に張り付くようにある秋山郷を苗場山が見下ろしているかのようです。

秋山線は山の中腹をくねくねと進みます。行く手に見える山々の山頂にはやはり既に雪、東京の民からすると少し気が早い感じがしました。

津南に向かう途中で日没を迎えました。左手奥の山は台地状になっており、向かいの山との間にはうっすらと段丘が連なっているのが見えます。これもまた、他では見られない景色でしょう。

秋山郷への行き方&今回走ったコース

遠山郷へは、北陸新幹線 飯山駅または飯山線 津南駅からアクセスできます。今回は、始発で東京を出て飯山駅から秋山郷に向かい、津南駅から帰京しました。都内からであれば1日で行って帰ってこれます。

走ったコースはこちら。このコースで行く場合、補給がほとんどできないので、補給食は多めに持っていったほうがいいかもしれません(特に飲み物)。

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たまに東京を脱出しないとSAN値が保ちません。

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