「どこにも行けない道」──宮ヶ瀬湖に沈んだ村の痕跡を見にいく

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神奈川が水不足になりそうらしいです。

かながわの水がめ、相模湖や津久井湖の貯水率が著しく低下しているとのこと。

そんなわけで、宮ヶ瀬湖を見にいくことにしました。

目次

宮ヶ瀬湖とは

宮ヶ瀬湖は神奈川県清川村にあるダム湖、

建設にあたっては旧宮ヶ瀬村のほとんどが湖底に沈んでいます

輪行だと京王線橋本駅が最寄りです。

今回は、国道20号線と南多摩尾根環状線を通ってロードバイクで自走しました。

水位が低いと、ふだん見れない光景が現れる

宮ヶ瀬ダムから横浜方面を覗いたときの景色

ダムから首都圏側には渇水感はありませんが…

宮ヶ瀬湖周遊船乗り場。このときは故障で閉鎖されていた

ダム湖側は水量が明らかに少なく、

露出した周縁部がからからに干上がっていました。

やまびこ大橋より

上流に向かうにつれ、非現実的な景色が現れるようになりました。

この道は旧宮ヶ瀬村に下りていくための道と思われますが、

その先にあるのはエメラルドグリーンの湖水だけ。

ヤビツ峠に向かう三叉路の先、中津川河畔の光景

ヤビツ峠のほうに南下していくと、

金属製の格子戸で封鎖された道が出現。

かつては通行止めにする意味があったのでしょうが、

今はそんなことをせずともそこまで行くことさえできません。

岸壁沿いに続くガードレール

かつては使われていたのであろう道路が、いくつも露出していました。

今はその一段上を走っているわけですが、こちらを通っていた時代もあった、と。

もうどこにも行けない道──「使う人」はもういない

浮かび上がっていた謎のコンクリートと、そこに至る道

道路というインフラには絶対的な信頼感があります。

人間が通ってどこかに行くためのものなのは明らかであり、

必ずどこかにつながっています。

しかし、これらのダム湖に沈んだ道はどこにもつながっていません。

もうどこにも行けないのです。

人がいるから道があるのであり、用がなくなれば埋もれ、沈んで消えていく。

湖上に浮かんでいた謎の樹木

通常、意味を失った人工物は撤去されることが多いですから、

残っていること自体が珍しい。

そういったものが露わになるタイミングは特別だと言えるでしょう。

世の無常を強く感じられるでしょう。

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たまに東京を脱出しないとSAN値が保ちません。

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